協力隊「辞めた」なつき の ぶろぐ

「地域おこし協力隊」の仕事の内容など、僕目線で感じたことを思ったままに発信

【読書】地方創生大全 を読んでみた

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さてさて
地域おこし協力隊として2年目となりました

 

正直1年目は「地域の問題や課題を見つける期間」
と思って活動していました

大抵、地方と言うものは

どこも同じようなPRばかりで似たり寄ったりです

その中で本当の価値を見出すにには
地域の関係者とじっくり話し
自分でもじっくり考える必要があると思っています

そんな中、自分の背中を押してくれた

 

「地方創生大全」 

 

 

また前回と同じ著者 木下 斉 さんです!!

 

natsukilog.hatenablog.com

 

 

 

 

研修に行くならこの本を読め!

地域での仕事をしていると

「行政」と「民間」でのルールに戸惑い

自分自身の仕事の進め方に悩むことがありました

 

そんな時に読んだのが地方創生大全

 

事例を踏まえて痛いところ突っついてくる

読んでいて何度もうなずいていました。

 

変な研修なんか出るより

この本を読んでから地方を見つめ直した方が

いろいろ考える事ができると思います

 

この本には答えはない

この本の良い所は

地方のリアルがわかる

失敗になる本質がわかる

事だと思います。

 

ただ、本当に地方によっては変えたくても変えれない

歯がゆい場所がたくさんあります

 

ただその部分を放置するのも自分次第

 

この本は失敗になり得る場所を導いて

読んだ人に気づかせてくれる本です

 

解決方法も書いてはいますが

結局は自分なりに考えて行動しないといけません

 

僕はこの本を読んで

たくさん考えて、行動しよう

少数派の意見でも間違っては無いと勇気をもらえます

 

成功事例に頼りすぎてない? 

他の自治体の成功事例が大好きじゃないですか?

 

何も無いのに成功事例を元に観光に注力したり

他県の方が有名な作物で特産品作ったり

 

2番煎汁がリスク少なくて成功しやすいと思っている人が

結構いるんですよね。それに流されないようにまず考えてみないと・・・

 

他の成功事例を見る前に「自分たちの地域の課題は何か」を明確にし、

さらに自分たちのチームは

「週にどの程度労力を割けるのか」

「いくらずつこの事業に資金を出せるのか」

というリアルな話を詰めなくてはなりません

(24ページ)

 

 一つの「事業」を作り上げるということは

一つの会社のような流れができるということです

 

行政主導ではこの肝心な部分は民間委託になり

ポイっと責任は投げられるので注意が必要です

 

地域活性化事業の成功事例は、

「民間による事例」と「行政による事例」の2つに大きく分かれます。
行政による事業には少なからず「偽物の成功事例」が隠されているからです

(72ページ)

 この本当の成功事例を見極める5つのポイントも掲載されているので

ぜひ、関係者の皆さんには読んで頂きたいです。

 

 

慣習にしばられない「常識破り」に徹する!

地方で不思議な慣習があります

なぜか

「新しい人間」が「新しい事」をすると嫌われる

という法則が少なからずあります

 

昔の考えの人は「真面目」すぎるのか

昔の慣習を守りさえすれば正しいという風潮が多々あります

(だから飲みニケーションだけでコミュニティが保っているのか・・・)

 

そこを少しでも違う事をしてしまうと

「不真面目」という烙印を押され除け者にされてしまう・・・

 

ただ新しい事をするということは「挑戦」ということ

ここは「非常識な人間」なって進んで行かなければなりません

 

地方がやるべき「常識破り」

やるべき常識破り1:他と異なることに取り組み、需要を開拓する
やるべき常識破り2:真面目重視だけの「プロセス評価」はやめよ
やるべき常識破り3:変化を「非常識」で「不真面目」とみなし、潰すな 

(130ページ)

 正直、行政の人間も影ではいろいろ言ってますよ

 

そんなもんです

 

僕も1年間、ハーブ活動に対する課題を探してきましたが

行政が求める活動といえば無難な

「イベント事業」「高齢者対策」です

たしかに聞こえはいいですよねw

 

しかしブランド化には程遠い作業が多く

僕には全く魅力が感じられません。。。

 

しかし「儲け」を求めすぎても叩かれる・・・

 

なので僕は「儲け」を求めて活動しています

協力隊には3年の期間がありますが

「儲け」を出すためにしっかり「準備」を進めていきたいと思っています

 

最初は一部から始まるものの、最終的には地域内・組織内で理解され、多くの人に広がることが重要になります

過去にとらわれない、新たな時代に則した「常識」を作り出し、しっかり成果を出す「新しい真面目さ」を確立すること、これが地方に求められているのです。

 (132ページ〜133ページ)

 

内容を理解できたら行動しよう!

僕は商業系の高校、大学だったので

「売る」ための作業としては「当たり前じゃん!」

なんて思いながら読んでいました

 

ただ、

 

これを地方のもともとある組織で実行と言っても

なかなか厳しいのが現状です。

 

もちろん「うちは当てはまらない」なんて言っても

何も変わらないのも事実。。。

 

協力隊だと、行政という組織で動いていく必要があるので

なかなかこの本を読んで理解が出来たとしても

自分一人だけで活かせる事はできませんでした・・・

 

ただ、「自分で組織を作る事」はできます

新しい常識をチームで作って行動するのです!

 

最初は難しいかもしれませんが、むしろ自治体の戦略を「完全無視」してでも、自分たちが必要であると考える取り組みを小さく始め、実績を上げていくことこそが変化につながります

(288ページ)

 

最後に・・・ 

地方自治のやり方に疑問を持っている人が読めば

「うおぉおぉ〜わかる〜こうすれば良いのか!!」

って関心を持って読み進める事ができます

 

地方自治の時代遅れの「常識的」な仕事が好きな人は

「地方の現状を分かっていないからこんなこと言えるんだ!」

って関心を持たずに読まなくなるでしょう

だって今までの自分を否定されているんだから・・・

 

僕は一応行政側の人間なので両者の目線で読み進める事ができました

だからこそ、どちら側に立つべきなのかハッキリ分かりました

 

本の中で書かれていることは企業のスタートアップにも

繋がる事が多く書かれています。

 

地域に根づいた会社にしたいのであれば

首都圏の人でも読むべき一冊です

そう、江戸っ子のあなたもね

 

そしていつか

この本が、地方公務員の必修科目になるよう

祈っています。。。。